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教授挨拶 

ヒトゲノム幹細胞医学分野の林克彦です。当研究室は平成26年4月からスタートした比較的新しい教室です。哺乳類の生殖細胞の発生・分化について主に分子生物学や細胞生物学の実験手法を用いて明らかにしようとしております。また生殖細胞の発生過程を体外培養系で再構築することにより、不妊症などの原因究明や治療に貢献していくことを目指しています。

体を構成する200種類以上の細胞のうちなぜ生殖細胞系列だけが常に若い次世代の個体を作り出せるの?誰もが知っているこの事実に対して、明確な答えをもっている人は誰一人いないでしょう。この疑問に答えるための知識の蓄積に少しでも貢献するために、私はおおよそ20年間、生殖細胞の前駆体である始原生殖細胞の研究をしてきました。またその過程で始原生殖細胞をES/iPS細胞から分化誘導する方法も確立してきました。

本学ではこれまでの経験をもとに、生殖細胞系列の中で次世代の個体を作り出す上でとくに中心的な役割を担う卵子の形成過程について様々な実験的手法を使ってアプローチしていきたいと思っています。本研究室は少人数で平均年齢も比較的低く、様々な学部(農学部(本人)、医学部、理学部、文学部等)の出身者が在籍しております。研究は3Kつまり好奇心、向上心、少しの謙虚さがあれば誰でも挑戦できます。生殖細胞に興味のある方々の参加をお待ちしております。

略歴

  • 1996年 明治大学農学研究科修士課程修了
  • 1996-02年 東京理科大学生命科学研究所助手(北村大介教授)
  • 2002-05年 大阪府立母子保健総合医療センター常勤研究員(松居靖久部長(現東北大学教授))
  • [2004年 博士(理学)取得]
  • 2005-09年 ケンブリッジ大学ガードン研究所博士研究員(Prof. Azim Surani)
  • [2005-07年 日本学術振興会海外特別研究員]
  • 2009-11年 京都大学医学研究科講師(斎藤通紀教授)
  • [2011年- JSTさきがけ「エピジェネティクスの制御と生命機能」研究員(兼任)]
  • 2012-14年 京都大学医学研究科准教授
  • 2014年- 九州大学医学研究院教授

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